■目次■
1.はじめに・・・
2.デジタル水彩画の特徴・・・
3.デジタル水彩画に必要な道具・・・
4.ペンタブレットに慣れる・・・
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5.りんごを描く・・・
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6.デジカメ写真から描く・・・
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1.はじめに
ふだんあまり使わない右脳を活発に働かすと気分がリフレッシュできます。
出来上がった作品を家族、友人、知人に見せることでより深い繋がりも生まれます。
絵が苦手でもパソコンを上手に活用すると自分でもビックリするような絵が描けるようになります。
それでは、楽しいデジタル水彩画にチャレンジしましょう♪
2.デジタル水彩画の特徴
・・・・デジタル水彩画の長所・・・・
○修正が簡単
消しゴム機能で消すと跡形も無く消すことができます。
また、取り消し機能があり、何回か前の操作まで戻って取り消す事ができます。
○履歴(作成途中)も保存できる
途中から二つ、三つというようにいくつかの作品を描き分けることができます。
○同じ絵を何枚も複製できる
絵の中の一部を部品として切り出して、複製できます。
○写真を利用して下書きが描けるので、構図を描くのが苦手な人もシッカリした絵が描ける
3.デジタル水彩画に必要な道具
・・・・どのような道具が必要か・・・・
パソコンにペイントソフト、そしてペンタブレットがあればOK
デジカメやプリンタ、インターネットがあれば更に楽しさが増します。
ペンタブレットを選ぶ場合、小さなタブレット(紙の大きさに相当)だと、ペンの実移動距離と画面上の移動距離が大きく違うので慣れるのに時間がかかります。
なるべく大きめのを使用してください。しかし、そのぶん値段がはります。
ペイントソフト
Windowsにはアクセサリ・ソフトとして、ペイントがあります。
その他PhotoShopElementsなどで描くことも可能
ここではNTTデータシステムズの「水彩6」を使用します。「水彩7」も発売されましたが、描く機能は殆ど変わっていません。このWeb教材では「水彩6」で説明しています。
購入後、インストール作業はユーザーズマニュアルに従って実行すれば何のトラブルも無く出来ます。
「水彩6」と他のペイントソフトの違いについて!!
作者は天気が良く、時間があれば水彩スケッチによく出かけます。場所がら横浜や鎌倉に行く事が多く、スケッチ現場に着き、今日はどのような絵に仕上げるか考えながら、デッサンを始めます。そしてデッサンが終わると着色に入ります。
パレットで色を作り、場合によっては小さな紙に試し塗りをして、色を決め、スケッチ用紙に着色します。
この「水彩6」は実際に水彩画を描く場合と非常に近い操作をします。それは筆に色を含ませ、パレット上で色を混ぜながら欲しい色を作るところです。
この色を作る部分がアナログ的な要素であり、非常に楽しく、クリエイティブな部分だと思っています。自分でも必ず同じ色が作れるかは分かりません。
(スポイト機能で作れますが。。。)
下の画像は「水彩6」のパレットと作者が旅行などに持ち歩く本物の携帯用パレットです。
「水彩6」のパレットの場合、2,3種類の色をおき、それを徐々に混ぜながら欲しい色を作ります。
オレンジを作る場合、先ず赤をおき、次に黄色を取り、パレットにその色をおき、徐々に赤に近づけながらオレンジを作ります。いっきに赤に黄色をおきたくなりますが、それだと欲しい色は作れません。
少し長くなりましたが、このように色が作れ、楽しめるソフトとして、この「水彩6」を使用しています。
ペンタブレット
メーカーはワコムCTHー460/K0、CTHー461/S1がお薦めです。(平成22年3月現在)
どちらもUSBインターフェースで接続して使用するので、殆どのパソコンに接続可能
購入したら、パッケージの中にあるCD-ROMでペンタブレット・ドライバーソフトをインストールします。
ユーザーズガイドに「インストールの手順」があるので、説明内容に従って「タブレットのインストール」だけ行ってください。
その他のソフトのインストールボタンがあるが、インストールしなくても問題ありません。
ペンタブレットの調整
ペンタブレット・ドライバーソフトをインストールしたら、次の2つの事を行ってください。
先ず、ペンタブレットのプロパティを開きます。
手順は「スタート」ボタンー>すべてのプログラムー>「タブレット」ー>「ペンタブレットのプロパティ」、プロパティ・ウィンドウが開いたら、「ペン」タブを選び、
a.ペン・スイッチ機能2個を「無効」
ペンで描いている最中についついペン・スイッチを触ってしまい、メニューが開いてしまうのを防ぎます。
b.ペン先の感触を「柔らかい」段階にスライド
鉛筆で下書きする場合、力を抜いて描きますが、「柔らかい」にしておかないと、黒を選んでいても、グレーになってしまいます。着色した段階でグレーが目立ってしまい、絵の雰囲気を壊します。
これで準備OK!! いよいよ
次章 ではペンタブレットを操作します。